2020年1月17日
広島高裁、伊方原発3号機の「運転差止め」を命じる!
期限:本案訴訟(山口地裁岩国支部で審理中)の判決言渡しまで
今後、予想される「異議審」及び「本裁判」へのご支援をお願いします。
広島高裁での異議審に向けた緊急カンパの要請
1月17日、広島高裁第4部は、伊方原発3号機の運転差し止めを命じる仮処分決定を出しました。この勝利は、脱原発を願うすべての方々の思いが結実したもので、これまで裁判を支えてきていただいた皆様方とともに勝利を喜び合いたいと思います。
一方四国電力側は、この決定に不服であることを表明しており、この仮処分決定に対する異議申立てを行う見通しです。異議申立てが行われた場合でも、伊方3号機の運転を差し止める仮処分決定の効力が直ちに失われるわけではありませんが、今後この仮処分を取り消すか否かを広島高裁の別の裁判官が審理することになります。2017年12月に広島高裁が出した仮処分決定を、その後の異議審で別の裁判官が取り消した例もあります。私たち弁護団は、異議審での勝訴に向けて、弁護団体制の強化などあらゆる手段を講じて闘い抜く決意です。もとよりすべての弁護団員は無報酬ですが、東京など遠隔地から裁判、弁護団会議等に出席する弁護士には交通費を支給したいと考えています。
つきましては、異議審での勝利に向けて、緊急のカンパを呼びかけますので、ご協力いただきますようお願い申し上げます。
【振込先】
〇 郵便振替口座(郵便局備付の払込取扱票をご利用下さい)
・ 01300-7-100236
・ 口座名義:伊方原発をとめる山口裁判の会
〇 郵便局以外の金融機関から振込む場合
・ ゆうちょ銀行一三九(イチサンキュウ)店(139) 当座 0100236
・ 口座名義:伊方原発をとめる山口裁判の会
私たちは「放射能被害から山口県民の生命と暮らしを守る」ために、
山口地方裁判所に伊方原発の運転差し止めを求める訴訟を起こします。
4月14日、16日と連続して熊本・大分を襲った震度7の巨大地震。
やがて南海トラフ地震が起きると想定されていますが、日本最大の活断層と言われる中央構造線も動く可能性のあることを専門家は指摘しています。その中央構造線から、わずか5kmしか離れていないところに位置する伊方原発3号機はこの夏にも再稼働されようとしています。
山口県から直近で約30kmしか離れていない伊方原発でひとたび過酷事故が起これば、瀬戸内海は「死の海」となり、
風向き次第で山口県も深刻な放射能汚染に見舞われます。山口県は原発災害の”被害地元”となることが予想されるのです。
山口県と同じく”被害地元”となる滋賀県の住民が申し立てた仮処分裁判で、大津地裁は稼働していた高浜原発(福井県)の運転差し止めを命じました。
私たちは「放射能被害から山口県民の生命と暮らしを守る」ために、山口地方裁判所に伊方原発の運転差し止めを求める訴訟を起こします。
原告団代表
メッセージ
木村則夫
(建築家)
私たちは、山口地方裁判所岩国支部に、伊方原子力発電所運転差止請求事件の訴状を提出しました。
子どもたちが安心して暮らせる未来を築くために、私たち原告が先頭に立って伊方原発のみならず、日本から全ての原発をなくすまで、強い信念を持って闘い続けることをここに誓います。司法の正義を信じて…。
応援団共同代表
メッセージ
佐々木春代
(グリーンコープやまぐち生活協同組合 理事長)
みんなが安心して幸せに健やかに暮らせる世の中であって欲しい。
「子どもたちに原発のない社会を手渡したい、原発に頼らない生活をしたい。」という私たちの願いを脅かす原発をみんなの声で止めましょう!
応援団共同代表
メッセージ
那須圭子
(フォトジャーナリスト)
放射能には県境など関係ありません。伊方原発が取り返しのつかない事故を起こす前に、一日も早くその運転を差し止め、瀬戸内の豊かな自然と人々の暮らしを守れますよう、皆さんと力を合わせたいと願っています。